2004年03月16日

新しい旅立ち

Posted by 鈴木 俊之

…と言っても私ではなく(私の環境は全然変わりません(^_^;))私の同僚の話です。
彼は、非常に不思議な縁で、大学の同じ学科(しかも定員30名)の同期で、弁理士に
合格したのも2年違い、それぞれ学校を卒業して違う会社に入ったのに、それぞれ
中途入社で今の会社に入社して、同じ部で(一時期同じ課だったこともある)働いてい
ました。

彼は、知的財産に関するワンストップ・サービスの提供を目指して法科大学院(ロー
スクール)の試験を受け、無事、母校の法科大学院に合格しました。で、3年後に
控えた新司法試験合格後は司法修習生=国家公務員になるため、どうしてもその
時点で会社を退社しないといけないことから、潔く会社を退社して専業学生(という
言い方がいいかどうかはともかくとして)の道を選びました。

「40代でロースクールを目指すなんて偉いね」と言われると、彼はこう答えていま
した。

「自分がこれからどうやって生活したらいいかを必死に考えた結果ですから、偉い
訳ではありません。」

その言葉を聞いて、法律と技術経営という専門分野は違うものの、自分が普段考え
ていたことと全く同じ言葉を聞いた気がしました。自分自身はMOTをキャリアアップ
であるとかステップアップであるとかのために履修しているのではなく、自分自身が
企業の知財担当としてやるべきことは何であろうか、このことを突き詰めて考えて
いった中で選んだ選択肢だったわけです。MOTの学位を取ったからと言って、給料
が上がるとは思えません(まあ、これからの交渉ではあるんですが)。それよりも、
自分なりに会社の中で業務を全うするには何が必要かを真剣に考えた結果がMOT
コースの履修だったわけです。

ロースクールに行く彼も、「企業に残るんだったらMOTだよね」と言っていました。

ただ、一時期自分も法律知識の必要性を真剣に悩み、学士入学で大学の法学部に
通って法学士を取得したこともあり、ロースクールの魅力も一時期は捨てがたかった
のも事実です。ただ、MOTの後にロースクールに行ったら我が家は破産です(T^T)。
ロースクールだって3年間で4~500万円(私学)かかるんですから。

さて、来月から新学期が始まります。後輩が入学してきます。そのあたりの雰囲気は、
来月になったらお知らせします。