2003年07月29日

レポート地獄…

Posted by 鈴木 俊之

4月に始まったMOT春学期(前期)も、やっとの事で終了しました。社会人大学院という
ことで、ほとんど試験らしい試験がなかったのですが、その分、提出すべきレポートの
量は半端ではないです。

前期は、様子見のつもりで平日は5コマ、土曜日は2コマ(必須科目)履修登録しました。
仲間の履修状態を見ると、私の履修している科目数は少ない方です。それでも、なんだ
かんだ言って平均して毎週レポートを提出していた気がします。レポートもそれなりに
下調べが必要なものばかりで、好き勝手に書いていい物は全くありません。ある意味で、
MBA的なんだろうと思います。

レポートの課題は色々ですね。授業でやった内容の中で自分が興味を持つテーマにつ
いてレポートを書くとか、自分が今後やろうとしているプロジェクトについてのレポートを
書くとか…。たいていはワープロ書きでA4で2~3枚くらいです。自分で思ったままを
書くのではなく、きちんとした裏付けデータ等があると好印象です。

一番面白かったのは、「プロジェクト演習」という科目があって、これは4回を1クールと
して特定課題について教授から提示があり、毎週自分で調べてきてグループ(10人くら
い)の中で発表し、議論をした結果を踏まえてまた次の週に発表、最後の4回目にレポー
ト提出、というパターンの授業でした。単純に言えば、研究室のはしご、あるいはゼミの
はしごみたいなものです。私が履修したプロジェクト演習は、「技術融合の具体例」
「動脈硬化測定装置の設計」「レーダーシステムの応用」といったものです。それぞれの
テーマについてほぼ毎週下調べをし、発表をし、最後にレポートを書くというパターンです。

これだけレポート課題があると、否が応でも強制的に勉強をします。それを狙っているわけ
ではなく、MOTは問題解決能力を問われているので、実際のアウトプットが大事だ、という
ことだと思います。

まあ、これも徐々に慣れることだと思いますが、慣れるまでがやはり大変ですね。